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ウォン高急伸は「中韓通貨スワップ延長のため」という話が出る

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2020年10月08日、ドルウォンが一時期「1ドル=1,150ウォン台」までいくという急下落(ウォン高方向への急伸)を見せました。このウォンの急騰が「韓中通貨スワップ」の契約延長の発表のためという報道が出ています。

韓国メディア『毎日経済』の2020年10月08日の記事から以下に引用します。

(前略)
この日、ウォンの値が急騰したのは、ウォン高が続く状況で560億ドルに達する「韓中通貨スワップ延長」のニュースが流れ、偏りが現れたからだという分析が出た。

ミン・ギョンウォンウリィ銀行員は「国内景気の改善や外国人の資金流入などは関係なく、ウォンの値が大幅に上昇した」とし「韓中通貨スワップ延長自体に意味はなく、この材料を言い訳にしたオーバーシュートが現れた」と評価した。
(後略)

⇒参照・引用元:『毎日経済』「1153.3ウォン…ウォン年中最高値」(原文・韓国語/筆者(バカ)意訳)

赤アンダーライン、強調文字は筆者による

ちなみに上掲は「韓中通貨スワップ延長」の情報が流れた辺りのプライスアクションです(チャートは『Investing.com』より引用)。

オーバーシュートとは「売買が売り・買いの一方向に行きすぎてしまうこと」ですが、国内景気も外国人の資金流入は関係ないのならどういうことなんだ、という話です。ただ、「韓中通貨スワップ延長自体に意味はなく」という点は確かにそのとおりでしょう。

韓国通貨「ウォン」に人民元の後ろ盾ができたいわれても、合衆国・中国の対立が深まっている状況ですし、特に「ドルをウォンに換えるぞ!」とはあまりならないのではないでしょうか。

しかし、この韓中通貨スワップ延長問題で楽しみなのは中国がどういう発言をするかです。乞うご期待!です。

(柏ケミカル@dcp)

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