洪楠基(ホン・ナムギ)副首相兼企画財政部長官といえば、『韓国銀行』の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁と共に、韓国経済のツートップと目されている人ですが、先日「財政準則」(守らなければならない財政のルール)を発表したばかりにエライ目に遭っています。
「クビにした方がいいんじゃね?」の声まで出る
先にご紹介したとおり、「雪だるま式に増える韓国政府の借金」に歯止めをかけなけらばいけない!ので提出したのですが、韓国政府与党(『共に民主党』:要するに「身内」です)から「なんで今なんだ」とブーイングが起こっています。
つまり、新型コロナウイルス騒動でお金を回さなければならない状況なので、ここで政府支出を抑えるようなルールを作るべきではない、というわけです。
これが高じて「洪の肩書きを外した方がいいんじゃないか」という声にまで発展しました。つまり「企画財政部長官」をクビにしようというわけです。
例えば韓国メディア『NEWSIS』の以下の報道です。
政府が「財政準則の導入」、「株式譲渡所得税賦課の大株主基準の強化方針」を固守しようとし、与野党が猛攻撃を浴びせた。
青瓦台国民請願に続き、政界さえ「副首相パッシング」、「解任」まで示唆し、「経済の司令塔」を強く圧迫した。
(後略)
与党内部で「洪とはもうやってられん」といった声も上がっているようで、まさに火だるま状態です。
洪副首相からすれば「職務を一生懸命実行しているだけですが、なにか?」なのです。火だるまになるのが分かっていたので、財政準則を出すのが遅れに遅れたのかもしれません。
韓国の「財政ルール」早速メタメタに叩かれる!「現金前貸し政権」などと罵倒
韓国メディア、識者、国民につつかれて2020年10月05日、韓国政府企画財政部が「財政準則」(守るべき財政のルール)を出したのですが、さっそく全方位でめためたに叩かれています。政府与党からも異論が出る始末です。本件を報じた韓国メディア『ソウ...
(吉田ハンチング@dcp)