アメリカ合衆国、日本、オーストラリア、インドの4カ国は対中の協力関係「クアッド」の会合を先日日本で行いました。
オーストラリアは中国と正面からもめていますが、中国がオーストラリアからの石炭輸入を禁止しました。
『South China Morning Post』の2020年10月13日の報道によれば、税関を通過できなくなったため「中国沿岸で待機している船舶には700万トンもの石炭が搭載されている」とのこと。
この輸入禁止措置はオーストラリアに対する政治的な報復であることが推測されます。
ただし、姑息なことにWTO(World Trade Organizationの略:世界貿易機関)にオーストラリアが提訴することを恐れてか、「中国の税関がオーストラリアの石炭輸入の停止を命じる公式または書面による指令を発表する可能性は低い」と見られています。
中国共産党政府は、オーストラリアに対して、
大麦の反ダンピング関税の賦課
5つの食肉処理場を指定してそこからの牛肉輸入の禁止
ワインについて反ダンピング関税賦課の検討・補助金の調査を示唆
5つの食肉処理場を指定してそこからの牛肉輸入の禁止
ワインについて反ダンピング関税賦課の検討・補助金の調査を示唆
という嫌がらせのような措置を続けてきました。今回の石炭についての措置もこの流れの中で起こったこと
と見られます。
⇒参照・引用元:『South China Morning Post』「政治的緊張が高まる中、中国によるオーストラリアの石炭の禁止は「無期限」になる可能性がある」
(吉田ハンチング@dcp)