日本国・菅首相は「韓国の裁判所に差し押さえされた日本企業の資産が現金化されないと韓国政府が保証しなければ、日中韓首脳会談には参加しない」としています。
本件は韓国でも大きく報道されました。
この日中韓首脳会談は3カ国の持ち回り開催で、次回は韓国がホスト国となって開催されます。
日本から菅首相が出席しなければ、この3カ国の首脳会談史上初のこととなり、当然ホスト国の韓国、議長となる文在寅大統領の面目は潰れることとなります。
もちろん菅首相はそのことも見越してこのような発言を行っているわけで、「韓国が国際法を順守しないために行けません」となれば欠席の名分は十分に立ち、中国の李克強首相にも会わずに済みます。
このややこしい時期に日中韓の首脳会談開催なんて絶対に行うべきではないわけです。
中国共産党がどんな宣伝を行うか知れたものではありませんし、出席しないことでアメリカ合衆国の顔も立ちます。
どんな策士が官邸にいるのか存じませんが、韓国が絶対に飲めない提案をして「YES」でも「NO」でも日本には得になるという、とてもナイスなプレーだといえます。
ただし韓国が「YES」の場合には、「日本企業の資産が現金化されない」と韓国政府に公に発表させる必要があります。
韓国が内々に承諾しても後でそれをひっくり返すような国であることを忘れてはなりません。
(松田ステンレス@dcp)