中国が「食糧危機」に備え食物をかき集めている

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中国は2020年、新型コロナウイルス、洪水、イナゴ、台風などの被害で穀物の収穫量に大きなダメージを受けたと推測されます。そのため「食糧危機」が起こるのではないかという懸念があります。

食糧危機に備えるためか、中国は穀物の輸入量を大幅に増やしています。『China News』の記事に注目すべきデータがありましたのでご紹介します。

中国の09月の食品輸入量:1,462万トン
01-09月の累計食品輸入量:1億206万トン
(前年同期比:25%増加

量もすさまじいですが「肉類」「穀物」の種別で金額を見ると以下のようになります。

01-09月の累計輸入金額
肉類:1,626.5億元(前年同期比:87.3%増
穀物:2,533.6億元(前年同期比:20.7%増

日本円に「1元=15.64円」で換算すると、「肉類:2兆5,439億円」「穀物:3兆9,626億円」になります。

現在「2.10元/kg」に高騰した大豆は以下のとおりです。

01-09月の大豆輸入量:74億5,290万トン(前年同期比:15.5%増

2020年の中国の大豆の輸入量は「累計1億トン」に達するだろう、とのこと。もちろんこれは過去最高です。

アメリカ合衆国と中国との対立が深まり、中国としては弱みを見せたくないこの時期になぜこんなに輸入量が増加しているのでしょうか。同記事の筆者は以下のように述べています。

(前略)
中共はトランプ大統領を再選させないという非常に特殊な理由で、アメリカからの食品の輸入を制限している。選挙の重要な時期に米国の食料を大量に購入する理由とは?

その理由はただ一つ、それは中国共産党の食糧が本当に不足、非常に不足しているということです。

北東部の台風南部の洪水は今年の中国共産党の食糧生産に大打撃を与え、共産党の食糧生産と備蓄量に関する嘘はもはや維持できないのです。
(後略)

⇒参照・引用元:『China News』「各國急忙屯糧應對糧食危機中共不甘示弱糧食進口創新高」

同記事のデータが正しいなら、中国共産党が食料をかき集める動きに出ていると考えてもいいでしょう。本当に中国に食糧危機が訪れるのかはそれほど時間を置かずに分かるはずです。

(吉田ハンチング@dcp)

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