韓国メディア『中央日報(日本語版)』に、韓国で負債(返済しなければならない借金)が急増していることへの懸念を示す興味深い記事が出ました。文在寅大統領は、朴槿恵(パク・クネ)政権を「負債を増やして経済を支える政策を行っている」と批判していたのに、自分がやっていることはなんだ、というのです。
一部を以下に引用します。
(前略)
文議員は基調演説(2014年11月12日:筆者注)でこのように話した。「家計負債の増加速度が速い。朴槿恵(パク・クネ)政府は負債で成長を支える経済政策を強行している。負債主導成長は、結局、次の政府に爆弾を押し付ける無謀な政策だ」
完全なブーメランですね。以下が歴代政権でいくら負債が増加したかの比較です(先の記事で掲載したもの)。
歴代政権での国家負債増加額
盧武鉉政権:143兆2,000億ウォン
李明博政権:180兆8,000億ウォン
朴槿恵政権:170兆4,000億ウォン
文在寅政権:417兆6,000億ウォン
このように誰が見ても「次の政府に爆弾を押し付ける無謀な政策」を最大に行ってきたのは文在寅政権です。しかもこの政権はまだ続くのです。『中央日報(日本語版)』の記者がうんざりしても当然です。
(吉田ハンチング@dcp)