韓国のLCC(格安航空会社)業界も大変なことになっています。LCC業界最大手の『済州(チェジュ)航空』が、『イースター航空』の買収を取り止めたため、『イースター航空』は事実上破綻しました。
買収するから営業を停止しろなど、『済州航空』の指示に従わせた挙げ句に「買収やめた」としましたので、『済州航空』が破綻させたようなものです。
で、その『済州航空』の2020年第3四半期の決算が公示されたのですが、以下のようになっています。
売上高:596億ウォン(前年同期比:83.9%減少)
営業利益:-701億ウォン(前年同期比:503%減少)
当期純利益:-668億ウォン
営業利益:-701億ウォン(前年同期比:503%減少)
当期純利益:-668億ウォン
ちなみに、2020年第2四半期の業績は以下のようでした。
売上高:360億ウォン(前年同期比:88.5%減少)
営業利益:-847億ウォン(前年同期比:208.8%減少)
当期純利益:-832億ウォン
営業利益:-847億ウォン(前年同期比:208.8%減少)
当期純利益:-832億ウォン
第2四半期よりは赤字幅は縮小しましたが、それでも大赤字なことに変わりはありません。『イースター航空』の買収を取り止めたのも自身が存亡の危機にあるためです。
『イースター航空』は1,900億ウォン規模の支援を債権団に求めています。これで、あの「基幹産業安定基金」の出番が見られるはずですので、皆さんもどうかご期待ください。
『済州航空』に債権団が「1,900億ウォン」突っ込む!やはり基金にお金はない
韓国航空業界第2位『アシアナ航空』は債権団の管理下、LCC(格安航空会社)はどこも瀕死という状況の韓国の航空業界。『産業銀行』『輸出入銀行』からお金を入れてもらった『大韓航空』も資金ショートを起こしそうですので、例の「基幹産業安定基金」※に...
(柏ケミカル@dcp)