Money1では連日KOSPI(韓国総合株価指数)の動向についてご紹介していますが、韓国株式市場でセルコリア(韓国売り)を続けてきた外国人投資家がここのところ盛大に「買い」に動いています。
これは世界的な金融緩和を背景に新興国資産への投資が活発になっているためです。アメリカ合衆国はもちろん上がっていますが、リスクオントレンドが強いので韓国にも資金が流入しています。
2020年12月07日、韓国の金融監督院は「外国人投資動向」を公表。このデータによると外国人投資家の売買動向は以下になります。
2020年11月の買い越し額
KOSPI:5兆8,570億ウォン
KOSDAQ:2,680億ウォン
小計:6兆1,250億ウォン
KOSPI:5兆8,570億ウォン
KOSDAQ:2,680億ウォン
小計:6兆1,250億ウォン
大きな買い越しですが、2020年11月末時点での外国人投資家の保有する株式の時価総額は以下のようになりました。
2020年11月末時点
外国人投資家の保有する株式時価総額:675兆ウォン
(対前月比:90兆ウォン増加)
外国人投資家の保有する株式時価総額:675兆ウォン
(対前月比:90兆ウォン増加)
この「675兆ウォン」は韓国市場最大の金額で、時価総額の「30.8%」になります。また、保有残高を地域別に見ると以下になります。
アメリカ合衆国:279兆ウォン(41.4%)
欧州:206兆ウォン(30.5%)
アジア:89兆ウォン(13.2%)
中東:25兆ウォン(3.7%)
欧州:206兆ウォン(30.5%)
アジア:89兆ウォン(13.2%)
中東:25兆ウォン(3.7%)
現在は韓国株式市場にお金が流れていますが、潮時が来たらこの資金はあっという間に引き上げられるということを忘れてはならないでしょう。いざとなれば外国人投資家は韓国株式市場の「30.8%」の株式を売れる、ということですので。
⇒データ引用元:『韓国 金融監督院』公式サイト「2020年11月の外国人証券投資動向」
(吉田ハンチング@dcp)