2020年12月09日『韓国銀行』は「11月中の金融市場の動向」を公表しましたが、その中に非常に興味深いデータがあります。家計負債が11月に大きく増加したのです。韓国の家庭は金融機関からの借り入れを「13兆6,000億ウォン」も増やしました。直近3カ月の負債の増加は以下になります。
09月:9兆6,000億ウォン
10月:10兆6,000億ウォン
11月:13兆6,000億ウォン
2020年11月末残高計:982兆1,000億ウォン
10月:10兆6,000億ウォン
11月:13兆6,000億ウォン
2020年11月末残高計:982兆1,000億ウォン
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「11月中の金融市場の動向」
この13.6兆ウォンの増加は『韓国銀行』が関連統計を公表しだしてから過去最大です。なぜこれほど増加したのかですが、韓国メディア『京郷新聞』では以下のように『韓国銀行』関係者の話を引いています。
(前略)
韓国銀行関係者は、「住宅・株式および生活資金関連の需要が持続して高く、貸付規制施行(11月30日)前に資金を確保しようとする動きがあったため増加規模が大幅に拡大した」と分析した。
(後略)
つまり、規制前の駆け込み需用というわけです。しかし、お金を借りる理由が株式・住宅・生活資金と並んでいるのはまずいのではないでしょうか。
(柏ケミカル@dcp)