韓国では政府が施策を次々と打った割に全く効果がなく、不動産価格の右肩上がりが止まりません。そのためもあって文在寅政権の支持率は下がっています。そこで、文大統領も「頑張ってます」というアピールに出ないといけないわけです。政治家は結果が全てですので「頑張っています」というのもいかがなものか、なのですが。
安価な賃貸物件もあるよ、という点をアピーしたかったのでしょう、「韓国土地住宅管理公社」が賃貸で提供している物件を文大統領が訪問するというイベントがありました。
韓国メディア『毎日経済』によれば、文大統領が訪問した住宅は、
保証金:600万ウォン(約56万7,700円)
家賃:19~23万ウォン(約1万8,000~2万1,800円)
家賃:19~23万ウォン(約1万8,000~2万1,800円)
だったとのこと。保証金はともかくとして、家賃は相当安い物件です。
で、文大統領が来るので「韓国土地住宅管理公社」はいいところを見せたかったのでしょう、カーテンや家具などをそろえるのに650万ウォン、内装工事に4,290万ウォンをかけたとのこと。しかも突貫工事だったので、周囲の住民は「夜明けにドリルの音が響くなど睡眠妨害」だったそうです。
訪問した住宅は相当な安普請だったようで、賃貸住宅団地の総世帯数「1,640世帯」ですが25%はいまだに空いている状態。08月に完成したのですが、壁カビ、水漏れなどで苦情が毎月絶えないものと報じられています。
不動産施策の失敗を取り繕うために行われたイベントだったのですが、どうも逆効果だったようです。
⇒参照・引用元:『毎日経済』「文訪問賃貸住宅にあたふた4,290万ウォンかけて改装したLH」
(吉田ハンチング@dcp)