コロナ禍でへこんだ中国の輸出が回復してきているといわれます。しかし、この回復の足を引っ張っているのが海運コストの急騰です。コンテナに空きがないという異常事態になっています。
コンテナの回転率が悪く、通常は「60日」で空になるのですが、2020年12月にはなんと「100日」になっています。その分コストがかかるのです。
中国・合肥~アメリカ合衆国・チャールストン
40フィートコンテナ価格
2020年04月:2,700ドル
2020年12月:7,500ドル
40フィートコンテナ価格
2020年04月:2,700ドル
2020年12月:7,500ドル
上掲のとおり「約2.8倍」もかかるようになっているのです。さらに20日前にはコンテナを予約しなといけなくなっているとのこと。これまでなら10日前でよかったところが、このような事態です。それでもコンテナの空きを見つけるのが困難なのです。
このため、中国からの輸出をサプライチェーンから外す動きがあります。代わりにASEAN諸国からの輸入を増やしているのです。今回のコロナ禍は意外な事態を引き起こしています。
⇒参照・引用元:『阿波罗新闻』「全球航运大阻塞 中国出口受冲击 供应链去中国化」
(吉田ハンチング@dcp)