読者の皆さんもご存じのとおり、中国とオーストラリアがもめており、中国は鉄鉱石以外のオーストラリア産の輸出産品に次々と難癖をつけて嫌がらせを行なっています。
オーストラリア産の石炭の輸出制限を行なったために停電頻発という、世にも愚かしいことになって国民を苦しめているのは先にご紹介したとおりです。
ところが!2021年01月05日、中国共産党の英語版御用新聞『Global Times』に興味深い記事が出ました。
新たに発表された公式声明によると、中国はオーストラリアの羊毛の輸入割当量を昨年の3万6,465トンから2021年には3万8,288トンに増やした。
(後略)
ニュージーランドの羊毛の輸入割当量は3万6,936トンで昨年から変化していませんが、オーストラリア分だけ増加させたことになります。
御用新聞『Global Times』でも「声明は、決定についてのさらなる説明を提供しなかった」しており、なぜ増やしたのかは不明です。
石炭不足で寒いから――でしょうか。身から出た錆、自業自得ですが。
(吉田ハンチング@dcp)