韓国株式市場は今絶好調で史上最高値を更新しています(上掲は日足チャート/チャートは『Investing.com』より引用:以下同)。韓国では株式投資ブームで個人投資家は株式に巨額の資金を投じています。
2020年01月から2021年01月までの月次の売買動向は以下のようになっています。
03月にはなんと「11兆1,869億ウォン」も買い越し、09月にも「9兆4,663億ウォン」を買い越しています。
ただし、11月には「2兆7,836億ウォン」を売り越しています。これは、年末を控えて利確(利益確定)に走ったものと考えられます。
※上掲はKOSPIの月足チャート。月足はローソク足1本が1カ月の値動きを示します
しかし、11月に利益確定に走った投資家は「しまった!」と思ったかもしれません。なぜなら、その後もKOSPIは上昇を続け、2021年01月08日現在史上最高の「3,152」まで達しているからです。11月に利確して途中下車しなければ、もっと利益を伸ばすことができたはずなのです。
この値動きと売買動向のアヤについて、韓国メディア『マネートゥデイ』は「自分が売ったら続けて上がる」という記事を出しました。韓国では悔しいこと、嫉妬することを「おなかが痛い」と表現することがありますが、KOSPIが3,000を突破しても、それを全ての投資家が喜んでいるわけではない――と報じています。また株式投資を行なわなかった人も悔しい思いをしている、とも。
天底で買って天井で売る、なんてことは誰にもできないので、おなかが痛くなろうが仕方がない話です。また、この先KOSPIが上昇し続けるかどうかも誰にも分からないですから。
⇒参照・引用元:『マネートゥデイ』「’내가 팔았더니 계속 오른다” 코스피 3000이 배 아픈 사람들」
(柏ケミカル@dcp)