旧正月のため、韓国メディアにものんびりした記事ばかり登場しています。韓国のアイドルグループ『防弾少年団(BTS)』の経済効果についての記事が韓国メディア『韓国経済』に出ました。
同グループの経済効果について数字が出るが、それはどのように計算されているか、という話です。少し面白いですのでご紹介します。
ちなみに、2018年には『現代経済研究所』は「BTSの経済効果、年平均5兆5,600億ウォン(約5,282億円)」などとしています。
この分析過程について、同記事は以下のように説明しています。
(前略)
分析方法は、少し複雑なために、簡単に解いて説明すると次のとおりです。①BTSの認知度と人気をGoogle検索量の数値で測定して評価を付けます。
②認知度が1ポイントだけ上がるたびに、外国人観光客の数、服・化粧品・食品の輸出額がどのよう上がったのか検証します。
③BTSによって外国人観光客や衣服・化粧品・食品の輸出額が増えると国内経済にどのような影響を与えるかを計算します。
分析ツールは統計学の回帰分析です。
(後略)
本当に大丈夫なのかと思われるかもしれませんが、(大ざっぱな説明ながら)このような過程を踏んで、
と結論付けられたようです。で、『防弾少年団』のおかげで「2013年以降、年平均外国人観光客が79万6,000人増加した」そうです。
また、認知度が1ポイント上がるごとに、
化粧品:0.72%
食物:0.45%
輸出額が伸びるそうです。この説明では、2013年以降に
化粧品:4億2,664万ドル
食物:4億5,649万ドル
など輸出が伸びたのは『防弾少年団』の成果だそうです。
この記事が面白いのは「本当に?」と自ら問いかけていることです。で、記事としては、「計算された数字は不正確なあくまでも参考用であって、数字自体に過度の意味を付与する必要はありません」となっています。
「不正確」という段階で「うそ」なのではないでしょうか。
⇒参照・引用元:『韓国経済』「『BTS経済効果5.5兆』…研究では、どのように計算したのか」
(吉田ハンチング@dcp)