半導体強国などと自称する韓国で「半導体不足」なのですから皮肉なものです。自動車用半導体が不足する世界的な事態が、ついに韓国内の工場にも及んでいます。
『起亜自動車』は03月に導入した「週末の特別勤務なし」を04月にも継続することにしました。これは「HPCU」(ハイブリッドパワーコントロールユニット)などの半導体が入手できなくなったためと見られています。
『現代自動車』も蔚山工場などで2021年03月第4週目の27日(土)の特別勤務を実施しませんでした。これも車載用半導体が入ってこないため。
『韓国GM』も同様の「週末の特別勤務なし」措置を続けています。もっとも『韓国GM』の場合には02月から50%の減産体制を取っており、これが04月も継続される予定です。同じく半導体不足のせいです。
このように、韓国国内工場でも稼働が危うくなってきました。減産が続くと韓国の自動車輸出に大きな影響を与えます。
ここにきて、半導体不足がグローバル市場での自動車生産に与える影響は100万台、被害規模は610億ドルに達するという予測が出ています(調査会社『AlixPartners』による)。
韓国の2021年第1四半期の自動車生産台数がどのような数字で締まるのか、ぜひご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)