EU離脱担当相(Secretary of State for Exiting the European Union)を務めるデービス(David Michael Davis)さんと、その側近スティーブ・ベイカー(Steve Baker)さんが、イギリス・メイ首相の政権を去りました。
EU離脱(ブレグジット)を決めたのは良いのですが、その離脱の仕方についてEU・イギリスの交渉が難航しています。交渉の終了期限は2019年03月。また、2018年の09月中には「EUの批准プロセス」を始めないといけませんから、時間がなくなりつつあります
EU市場に直接アクセスできなくなることは大きな痛手ですし、アメリカ・トランプ大統領が保護主義的な通商政策を採っていますので、イギリスとしてはなんとか交渉を有利に落着させたいところです。
TPP11(Trans-Pacific Partnershipの略: 環太平洋戦略的経済連携協定)への参加を視野に入れていることも、通商政策を好転させたいための一手ですね。全然環太平洋じゃない国ですけれども。
(柏ケミカル@dcp)