トランプ大統領は生粋の政治家ではありません。不動産で財を成した人ですので経済人、もっと言えば「商売人」です。
そのため「ディール」がお得意!なんていわれますけれども、どうも国家間のやり取りでは、商売人として培ってきたディールのスキルがうまく働いてはいないようです。
しかし、ここにきて「トランプ大統領が生き生きしている!」と周囲を驚かせている件があります。
クウェートのサバーハ首長に「1兆円(100億ドル)規模の戦闘機を買わないか」と電話会談で働きかけたのです。これまでボーイング社はなかなか商談が進まないとやきもきしていたのですが、「オレに任せとけ!」とばかりに自身で乗り出したいうわけです。
前大統領のオバマさんなどは、「そういう商売の話を大統領自身がするのは……」と距離を置いていました。しかし、トランプ大統領はこのようなビジネスチャンスを放っておく人ではありません。
実に楽しそうに仕事に励んでいるそうです(笑)。
本日のニュースにもなっていますが、日本にも(大統領自身からではないですが)ロッキード・マーティン社がF-2の後継機の開発案を持ちかけているのです。「F-22とF-35を土台に」とのことですので、日本にとっても悪い話ではありません。
アメリカの自動車は日本ではあまり売れませんけれども、兵器であれば日本にもニーズはありますからね。
(柏ケミケル@dcp)