韓国「新国際空港」建設予定地が軟弱地盤だった!28兆の無駄か

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韓国で世にもあほらしい話です。

2021年02月26日「加徳島新空港建設のための特別法」が可決されました。これは、韓国釜山の加徳島国際空港を造るという内容を盛り込んだ法律です。


↑韓国釜山の横にある「加徳島」PHOTO(C)GoogleMap

この国際空港の計画は以前からありましたが経済性がないとして否定されたものでした(2011年および2016年)。ところが文在寅政権は突如この計画を推進することにしたのです。

市長選挙に勝つために法律を通過させた!

理由は釜山市長選挙です(ソウル市長選挙と同時に行われます)。

前市長がセクハラ疑惑で辞職したために行われるのですが、国際空港を建設してお金を落としますよ!とアピールするためにすでに否定されたプランを持ち出したわけです。ちなみに最近また話題になった「日韓トンネル」も同様で、お金を持ってきますよという話のネタに過ぎません。

最低なことに、市長選挙に勝つために国会で法律を通過させたわけです。また02月25日には、文大統領自身が視察に現地を訪れました。これがまた選挙介入だとして問題になっています。

軟弱地盤で危ない!

傑作なのは、韓国メディア『毎日経済』に出た記事です。この釜山近辺では地盤沈下がしばしば発生しており、軟弱地盤であるため、加徳島も危ない――というのです。

しかも、この『毎日経済』の記事の基になっているのは、他ならぬ国土部自身の検討報告書です。以下に記事の一部を引用します。

(前略)
しかし、『毎日経済』が入手した国土部の検討報告書には、単に事前調査の必要性を説明するだけでなく、安全性とコストの増加についての国土部の深刻な懸念があちこちに現われている。軟弱地盤に建設される加徳島新空港の危険性を事前に警告したものである。

海岸埋立地にある釜山鳴旨(ミョンジ)新都市も最近、道路に1m亀裂が生じ、歩道も7㎝亀裂8㎝沈むなど、深刻な地盤沈下現象を経験している。

ここは過去に干潟であった柔らかい地盤である。

国土部は、「軟弱地盤盛土(盛土)の措置を基準値よりも3倍以上厚くするように設計しなければならないことが分かった」とし「地盤補強を通じた安全性の確保が必要な状況だ」と書いた。

というわけで、軟弱地盤なため安全性が懸念され、コストが余計にかかると分かっている空港を、経済性がないとかつて判断されたにもかかわらず、建設する法律を通したのです。

このあほらしい空港建設にかかる費用は、諸説あるのですが国土部の試算によれば「28兆6,000億ウォン」(約2兆6,586億円)となっています。

まさにお金をどぶに捨てるような話だといえるでしょう。

(吉田ハンチング@dcp)

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