小ネタですが韓国にとっては大きな話ですのでご紹介します。誠に申し訳ありません。
2021年03月16日、ソウル行政裁判所は『韓国GM』カハー・カゼム社長(Kaher Kazem)の出国停止延長処分をいったん失効させる判断を行いました。カゼム社長は04月23日までの30日間は、出国できることになります。
カゼム社長は、Money1でもご紹介しましたが、「誰が韓国でCEOをやりたがるか」と発言したあの人です。
不運というかなんといいますか、カハー・カゼムさんは2017年09月に韓国に赴任。しかし、労働組合に監禁されるなどの暴力沙汰にさらされます。2020年07月には「違法派遣」の疑いで検察に起訴され、同年09月には出国禁止に。
韓国には法人とその代表者の両方を罰するという「両罰規定」なるものがあって、代表取締役社長であったために検察にターゲットになってしまったのです。
カゼム社長は出国停止処分の効力を停止してほしい、という申請を行っていたのですが、これがやっと30日間だけ認められました。検察は即時抗告しましたが、裁判所の効力停止の判断を覆すことはできません。
というわけで、カゼム社長はやっと韓国から脱出できることになりました。もう二度と戻ってこないのではないでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)