2020年はコロナ禍の中、不動産価格が急騰するという事態に陥った韓国ですが、2021年に入って不動産市場で少し潮目が変わってきました。先に少しご紹介したのは「取引価格の下落」でしたが……。
取引の減少は一つのINDEXと見ることができる
韓国のお金じゃぶじゃぶ状況は株式・不動産などの資産価値を膨らませてきましたが、そろそろ限界と見ることが可能かもしれません。今回は、その兆しが不動産の取引量に現われているのでは……という話です。
取引量が減少しているのです。韓国国土交通部によると以下のようになります。
2021年 韓国の住宅販売取引量
01月:9万679件(前年同期比:10.5%減少)
02月:8万7,021件(前年同期比:24.5%減少)
01月:9万679件(前年同期比:10.5%減少)
02月:8万7,021件(前年同期比:24.5%減少)
⇒参照・引用元:『韓国 国土交通部』公式サイト「2월 주택 매매거래량은 8.7만 건, 전월세 거래량은 20.0만 건」
このように不動産の取引量は急ブレーキがかかっています。
不動産取引量の減少は、不動産価格下落の先行指標として使われることがあります。
つまり売り手と買い手の「ここで売ったら損じゃないか」「今買ったら損をするんじゃないか」という心理が拮抗して取引量が減少。これが「ここで売らないと損する」「もっと下がるまで買わない」に傾いて下落のトレンドが強まるわけです。
何が起こるのかもう少し見ていましょう。
(吉田ハンチング@dcp)