新興国での通貨安が進行しているのはお伝えしているとおりですが、本日はロシアの「ルーブル」を見てみましょう(以下チャートは『Investing.com』より引用)。
このように2018年08月の第1週まではボックス相場的な動きで落ち着いていたのですが、08月第2週以降に急激にルーブル安が進行(約7%ほど)してしまいました。これはアメリカ・トランプ政権がロシアへの追加制裁を表明した時期と一致しています。
ロシアの通貨安は、アルゼンチン・トルコほど話題にはなりませんが、それでもこのまま進行すると由々しき事態になるかもしれません。全世界的にトランプショックによる通貨安が見られ、そのくせ「ドルが高くなるなんてけしからん」みたいな発言をしているわけですから、本当にいい気なもんです。
(柏ケミカル@dcp)