先にご紹介したことがありますが、韓国にとって04月は残酷な季節といわれます。海外の投資家、企業への配当支払いが発生し、韓国から巨額の資金が流出するのです。
以下は、その結果を示す韓国の「第1次所得収支」の推移です(2011年01月~2021年02月:月次)。
赤い矢印が04月を示しています。大きくスパイクのように大赤字になっています。これが毎年韓国の経常収支に大きな影響を与えます。2020年04月の経常収支は赤字でした。
韓国メディア『マネートゥデイ』の記事によれば、毎年のことながら、配当支払いが始まっており、大黒字を出した『サムスン電子』は、本年は海外に「7兆7,400億ウォン」(約7,508億円)の支払いが発生します。
『サムスン電子』の配当は「13兆1,243億ウォン」(約1兆2,731億円)と計算されるのですが、
外国人投資家の保有比率
普通株:55%
優先株:79%
※2019年末基準
普通株:55%
優先株:79%
※2019年末基準
だからです。
韓国を「鵜飼の鵜」に例えることが、ままありますが、04月は鵜が取ってきた獲物を回収する月というわけです。
(吉田ハンチング@dcp)