【21年間赤字】韓国「サービス業の競争力は世界最低クラス」と嘆き節

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何度かご紹介していますが、韓国のメディアはなぜだか非常に自虐的な記事を出すことがあります。これは韓国メディアの芸風といえるかもしれませんが、2021年04月20日、『韓国経済』に、

「全経連『製造業大国韓国、サービス産業の競争力はOECD最下位圏』」

という記事が出ました。嘆き節です。

韓国メディアでは、しばしば『OECD』(Organisation for Economic Co-operation and Developmentの略:経済協力開発機構)を「先進国クラブ」などと呼びます。自国が先進国かどうかを異常に気にする韓国らしい話ですが、その『OECD』の中のどのくらいの位置かもよく記事になります。

それはともあれ、この記事の元になっているのは、例の『全国経済人連合会』が同日出したリポートです。

確かに韓国のサービス産業の国際的な競争力は高くはありません。論より証拠。以下をご覧ください。

上掲は、『韓国銀行』の公表している国際収支統計から「サービス収支」を抜き出して1999年~2020年推移をまとめたものです。サービス収支は、

海外のサービスを利用してお金が出ていく
海外から韓国のサービスを利用してお金が入ってくる

の収支を表しており、韓国の場合、ほとんどが「0」の下にあって、つまり「海外のサービスを利用してお金が出ていく」方が多いわけです。

驚くべきことに韓国のサービス収支が最後に黒字になったのは「1999年」。以降21年間ずっと赤字で、これが韓国のサービス産業が国際競争力がないことの有力な証明です。

同リポートによれば、韓国のサービス産業の労働生産性は韓国製造業の「50.3%」にすぎず、『OECD』33カ国中28位

ギリシャ:24位
スロベニア:27位
リトアニア:29位

と同水準とリポートは結論付けています。また、そもそもサービス産業での投資(R&D)金額が少ない点にも注意を促しています。

アメリカ合衆国:1,365億ドル(約14兆7,911億円)
日本:163億ドル(約1兆7,663億円)
ドイツ:133億ドル(約1兆4,412億円)
韓国:72億ドル(約7,802億円)

ですので、韓国のサービス産業は投資も少ないし、国際競争力もない――という結論になるとのこと。

⇒参照・引用元:『全国経済人連合会』公式サイト「製造業大国韓国、サービス産業は競争力は、OECD最下位圏」

(吉田ハンチング@dcp)

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