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アメリカ、対中国の締め付け緩めず

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09月24日、アメリカが中国からの輸入品目約2,000億ドル分に10%の追加関税を発動。これへの対応として、中国はアメリカからの輸入品目約600億ドル分に報復関税を追加賦課する措置を直ちに発動。中国商務省の王受文商務次官は「(アメリカは)中国の首にナイフを突き付けている」として、通商協議を行うためには「アメリカの誠意」が必要と述べています。昨日ご紹介した「誠意、誠意と言っている」です。

また、中国はアメリカ海軍の艦艇が香港に帰港することを拒否。さらにイギリスに対して王毅外相は「南シナ海の問題でイギリスが一方(アメリカ)を支持するような立場を取らず、中国の主権と領有権を尊重し、二国間の信頼を損ねるようなことを行わないことを望む」と発言しています(イギリスのハント外相との会談でのこと)。

これは、イギリスが09月初旬に揚陸艦アルビオンを南シナ海の西沙諸島付近の(中国が領海と主張する)海域を航行させたことに対するもの。航行の自由作戦にイギリスもいっちょ噛みしているのですが、これに釘を刺したわけです。しかし、この作戦にはフランス、ドイツなど自由主義陣営は異論はないところ。軍事行動ができない建前の日本ですら潜水艦を「演習」させていますのでね。

アメリカは「中国による知的財産侵害」についても大きなキャンペーンを起こそうとしています。トランプ大統領指揮するホワイトハウス、財務省、商務省、国防総省が参加し、中国のアメリカに対する敵対行動について国民に知らしめようとしているのです。

中国の高速鉄道の技術は日本の新幹線から盗用したものであるにもかかわらず、「独自技術」だなどと主張して恥ずかしくも思わない連中ですから、日本もそのキャンペーンに参加すべきでしょう。

(柏ケミカル@dcp)

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