韓国「サービス業」で31兆負債増!融資残高急増に見る苦境

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『韓国銀行』が公表した「2021年第1四半期中の預金取扱機関業界貸付金」のデータを基に、韓国の自営業者の皆さんが大変に苦労していらっしゃる現状をご紹介しました。

今回は、業種別に見るとサービス業が最も大変であるという件です。

韓国でもサービス業のダメージが深刻

今回のコロナ禍では世界的にサービス業が壊滅的な打撃を受けました。人の移動、集まることが大きく制限されましたので、オンラインで成立する商売以外は売上が激減するという死活問題になっています。

これは当然韓国も同じで、『韓国銀行』の融資残高データを見ると、

2021年第1四半期末の融資残高
全種産業:1,435兆8,000億ウォン(約142兆1,442億円)
対前期比:42兆1,000億ウォン(約4兆1,679億円)

と全産業で2020年第4四半期末時点より融資を受けた金額が大きく膨らみました。つまり負債増です。コロナ禍からの回復のため、資金が必要なのです。

ご注目いただきたいのは、その中でもサービス業です。

2021年第1四半期の融資残高
サービス業:911兆8,000億ウォン(約90兆2,682億円)
対前期比:31兆1,000億ウォン(約3兆789億円)

なんと、全産業の対前期比融資残高増「42兆1,000億ウォン」のうち「32兆1,000億ウォン」、つまり「73.9%」がサービス業のものです。

つまり、サービス業ではそれほど負債を増やさざるを得ないほど打撃を受けているということです。

この打撃は今も続いています。人の移動・三密を避ける状況が続けば続くほど回復できません。もちろんこの問題は韓国だけでなく、日本も同じです。

⇒データ引用元:『韓国銀行』公式サイト「2021年第1四半期中の預金取扱機関業界貸付金」

(吉田ハンチング@dcp)

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