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【韓国の大統領選挙】与党『共に民主党』の予備選結果。いろんな意味で有力な6人が残った

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韓国経済に大きな影響を与えますのでMoney1でも誰が次期大統領になるのかに注目しております。先にご紹介したとおり、07月11日、政権与党『共に民主党』のカットオフ予備選挙が行われました。

ここで候補者が6人に絞られ、09月に『共に民主党』統一候補が選ばれる段取りです。

先にご紹介した記事では9人から6人に……と書いたのですが、結局8人から6人が選ばれる選挙でした。

予備選挙の結果、以下の6人が次期大統領候補として09月の統一候補選挙に進むことになりました。

●秋美愛(チュ・ミエ)前法務部長官

法務部長官として尹錫悦(ユン・ソギョル)前検察総長に圧力をかけ続けた人物。文在寅大統領に忖度し、尹総長の手足となって働く検事を更迭、検察の捜査を妨害するために指揮権の発動をたびたび行い、検察総長の職務停止命令を出した。

息子が徴兵期間中に58日間の休暇を取った件(仮病だったのではないかなど)、娘の経営する店で数百万ウォンの政治資金を使い「記者懇談会」と称していた件で疑念が持たれました。自身を「キジを捕らえるタカ」と称しています。

●李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事

現京畿道知事で、京畿道で社会主義的な政策を実行しようとしており、これを韓国全土に拡大するつもりです。「ベーシック・インカム」の導入に意欲を見せており、この人が大統領になると政府財政の混乱は必至。文在寅政権よりも政府債務を増加させることが予想されます。

最近、アメリカ合衆国は占領軍、ソ連軍は解放軍と規定し、「日本が分断されるべきだった」などと述べ、韓国メディアからも批判されました。例の地図問題で東京五輪をボイコットすべしと強硬な発言を行った。

●丁世均(チョン・セギュン)前首相

そもそも金大中さんが作った「新政治国民会議」に入党したことを振り出しに政治家になり、盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領を敬慕する人物。例の地図問題で東京五輪をボイコットすべきと述べた。

●李洛淵(イ・ナギョン)前『共に民主党』代表

最近「知日派の候補」などと日本メディアで取り上げられていますが、とんでもない話です。

「レーダー照射問題の際には「日本の指導者らが国内政治的な目的で自国民の反韓感情を刺激し、利用しようとしているとの見方がある」と述べ、GSOMIA問題の際には「日本が一連の輸出規制強化措置を撤回すれば、韓国も破棄決定を再検討する」と発言しています。

つまり、日本の政治的動きについて全く理解していません。例の地図問題で東京五輪をボイコットすべきとしました。

●朴用鎮(パク・ヨンジン)議員

『共に民主党』で最も早く次期大統領候補に名乗りを上げた人物。1971年生まれと、今回の6人の中では最も若いのですが、学生運動家上がりで1994年のソウル地下鉄労働組合のストをサポートしたなどの過去があります。

そのためか、国会議員になってから『サムスン電子』『現代自動車』などの大企業の瑕疵を追求し「財閥改革」に一役も二役も買ってきました。

●金斗官(キム・ドゥグァン)議員

1986年に民主憲法問題で忠北道民決議大会を主導したとされ、拘束された過去があります。その後、赦免され、地方でコツコツと政治活動を行ってきました。飛躍のきっかけとなったのは、盧武鉉政権時代の2003年に行政自治相となったこと。

その後三度挑戦して慶尚南道知事になります。盧武鉉チルドレンといってもいいのですが、文在寅さんとは違って「たたき上げ」の人物です。

なんといいますか、いろんな意味で党の実力者と呼ばれる人が残ったようです。


↑選挙結果を受けて本選に向けてスタートのポーズをお願いしますと言われてポーズを取る6人。PHOTO(C)『共に民主党』(公式ビデオより)

丁前首相(右から3番目)は完全にファイティングポーズを取っていますね。さあ09月にこの中から誰が残るでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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