文在寅大統領が華々しく発表した「韓国版ニューディール」。先日1周年記念(?)として「2.0」の立ち上げを宣言。
予算を160兆ウォン(約15.4兆円)から220兆ウォン(約21.1兆円)に拡大するとしました。
派手な話ではありますが、2021年07月18日、韓国メディア『朝鮮日報』に「1.0」の進行状況を確認した記事が出ました。同記事は、野党『国民の力』チュ・ギョンホ議員が各省庁から提出された資料をまとめたデータを基にしています。以下が「1.0」の現況です。
韓国版ニューディール「687事業」
150事業:予算執行が6カ月間10%未満
70事業:予算配分されたものの1ウォンも執行されず
(この70事業は上記150事業内)⇒参照・引用元:『朝鮮日報』「‘한국판 뉴딜’ 220조원으로 불었는데···집행률 10%도 안되는 사업 150개」
つまり「2.0じゃないだろ。1.0だって進行していないのに」というお粗末な現状といえます。文大統領は自分の任期後である「来年以降にお金を出す話」も先に決めているのです。
次期政権にとっては非常に迷惑な話です。
次期政権が少なくとも経済的にもう少しまともな判断を行うものになったら、文政権が決めたことを全部ひっくり返すことから始めなければならないでしょう。お金の使い道を変えるために。
(吉田ハンチング@dcp)