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「グレースワン」とは? 灰色の白鳥もいるよ

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先日『Bloomberg』に「ノムラが挙げる2019年の『グレースワン』リスク9項目」という記事が掲載されました。「グレースワン」って何なの?と思った人も多いのではないでしょうか?

これは「ブラック・スワン」(黒い白鳥)から派生したような言葉で、来るのか来ないのか分からない(ブラック・スワンよりも来る確率は高いと考えられる)が、もし到来したら市場に大きな影響を与えると考えられるもの、という意味です。

つまり、「グレー・スワン(grey swan)」(灰色の白鳥)もまた「到来するかもしれないリスク」について言うときに使われる言葉なのです。

ちなみに、ノムラは毎年末近くに「グレー・スワン」を挙げるのを恒例としています。2019年のグレー・スワンとして挙げられたのは以下の9つです。

1:ポピュリズムの終息
2:原油価格が1バレル=20ドルに下落
3:市場の激震
4:イタリア・ルネサンス
5:新興国のデフレ
6:人民元の回復
7:世界経済成長の浮揚
8:縮小するユーロ圏
9:インフレのソニックブーム

ブラック・スワンなら「まず来ない」と考えられますが、「グレイ・スワン」ですから来る可能性は黒鳥よりも高いのです。さて、これらの灰色の白鳥は飛来するでしょうか!?

⇒データ引用元:『Bloomberg』
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-12/PJLJFD6JTSE801

(柏ケミカル@dcp)

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