韓国の家計負債の急増が懸念されており、金利が上昇するとこれが経済危機の引き金になるのではないか、といった指摘も出ています。
そんな状況ですが、2021年08月11日に『韓国銀行』が公表した「2021年7月中の金融市場の動向」の中に驚くべきデータがあります。家計の借金増加が止まりません。
以下をご覧ください。
2021年07月 銀行の家計貸し出し
住宅ローン:6.1兆ウォン(約5,856億円)増加
その他のローン:3.6兆ウォン(約3,456億円)増加
小計:9.7兆ウォン(約8,736億円)増加家計貸し出し残高計:1,040兆ウォン(約99.8兆円)
(住宅ローン:758.4兆ウォン/280.8兆ウォン)⇒データ引用元:『韓国銀行』公式サイト「2021年7月中の金融市場の動向」
前月比で増加額は「9兆7,000億ウォン」(約8,736億円)。これは07月
の同期で見た場合、韓国史上最大の伸びです(統計を取り始めた2004年以降)。
2021年はすでに01~07月累計で「51兆4,000億ウォン」(約4兆9,344億円)も家計貸し出しが増加しています。猛烈な借金増です。
注目いただきたいのは、コロナ禍の最中、銀行からの貸し出しを求めた2020年01~07月「48兆2,000億ウォン」(約4兆6,272億円)増加と、2021年よりも低く済んでいる点です。
つまり、『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)が警告を発した家計負債の増加速度は、2020年より増しているということです。
韓国の家計負債はさらに心配な状況になってきたといえます。
(吉田ハンチング@dcp)