さすがというか素早いというか……という話です。
外国人投資家は売り越してばかりだ、と韓国メディアから嘆き節が出る韓国株式市場ですが、実は外国人投資家が「それっ!」とばかりに買いに転じたセクターがあるのです。
銀行株です。
理由は簡単で、利上げが行われたからです。各銀行の融資の利子率も上がりますから、利息払いの金額が増え、当然銀行のもうけも増えることになります。
金融監督院によると、『韓国銀行』が利上げを発表した2021年08月27日、外国人投資家は、例えば以下のように買い越しました。
2020年は銀行など、金融セクターは貸し出しが増えたおかげで大儲けのホクホクな決算になったのですが、2021年度にもいい決算で締まると、外国人投資家が配当で大儲けという可能性が高まります。
なにせ2021年上半期も以下のように絶好調で締まっています。
韓国18行の2021年上半期
当期純利益:8兆6,000億ウォン
(対前年同期比:2兆1,000億ウォン増加/32.1%増加)
当期純利益:8兆6,000億ウォン
(対前年同期比:2兆1,000億ウォン増加/32.1%増加)
※データ引用元は同上
「残酷な04月」といわれる韓国の対外配当が急増する月に海外にいくらお金が流出することになるのか、ご注目ください。
(吉田ハンチング@dcp)