韓国の文在寅大統領が期待していた「最後の希望」がぽっきり折れたようです。
親北の文大統領は、なんとか任期中にもう一度北朝鮮の金正恩総書記と会談を行いたいという希望を持っています。
そもそもは東京オリンピックの際に実現する予定でしたが、北朝鮮は参加せず、自身が訪日できずで頓挫。
ならばと北京オリンピックに期待をかけていたわけですが、2021年09月08日、『IOC』(International Olympic Committeeの略:国際オリンピック委員会)が、以下のリリースを発表し、北朝鮮のオリンピック参加資格を一時剥奪しました(北朝鮮オリンピック委員会が資格停止になったので参加できない)。
このプレスリリースの中で興味深いのは、『IOC』が「国際的な制裁のために保留されていたIOCから北朝鮮オリンピック委員会への未払いの財政支援は確定的に没収される」としていることです。
また、北朝鮮オリンピック委員会に所属する選手が個人で出場したいという場合には、それぞれ個別に判断する、としています。しかし、北朝鮮をその選手が個別に出国する、なんてことは北朝鮮当局の許可がないとできませんので実際には不可能です。
⇒参照・引用元:『IOC』公式サイト「IOC Executive Board suspends NOC of Democratic People’s Republic of Korea」
先にMoney1で、自由主義陣営が不参加を決め込む中、北京オリンピックを契機に「北朝鮮の金正恩書記長と韓国の文大統領が会談を行う」という世にも珍しい光景が出現するかも……とご紹介しましたが、これで完全になくなりました。
北京オリンピックの会期は2022年02月04~20日ですから、文大統領にとっては任期ギリギリのまさに最後の機会でした。残念なことに雲散霧消したわけです。
こういう想像はどうでしょうか。
●合衆国は呆れて聞くが「そんなことをさせてたまるか」と『IOC』に相談。
●『IOC』は「ああ、それならこうしましょ」と資格剥奪を発表
文政権、あるいは政府与党『共に民主党』から『IOC』を批判する声明が出るかどうかにご注目ください。
『ダウンタウン』の浜田さんなら「お前、ホンマについてないな」と文大統領に言うかもしれません。
(吉田ハンチング@dcp)