韓国「企業・家計」負債が対GDPで217%!増えとるじゃないか

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2021年09月『韓国銀行』が「金融安定報告書」をリリースしました。これは金融面での諸状況をまとめたものです。これを見るに、まあ借金が増えて大変なことになっています。

以下の企業・家計の民間部門の負債についてのリポート部分をご覧ください。

2021年第2四半期末の民間部門の信用/GDP比率は217.1%(推定値)で名目GDP成長拡大にもかかわらず、民間信用が高い増加率を続け、小幅上昇**(前年末比+3.4%p)

資金循環統計上の家計(家計と非営利団体)と企業(非金融法人)部門の負債(貸付金、政府融資、債券)の残高

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「金融安定状況(2021年9月)」

2021年が半分終わった第2四半期末時点で、企業・家計負債の民間部門の負債は対GDP比率は217.1%(=GDPの2.171倍の負債がある)になり、前年末から比べて3.4%も拡大したというのです。

『韓国銀行』自身が説明しているとおり、名目GDPが拡大しているので、負債金額が横ばいなどで収まってくれれば、対GDP比率は下がっても良さそうなものです(分母が大きくなるわけなので)。

にもかかわらず、対GDP比率は拡大した――つまり負債金額は大きく増えちゃったよ!といっているのです。

08月になって『韓国銀行』が先制的に金利を上げた理由、また政府金融当局が住宅ローンと融資を絞り、暗号資産の取引を規制しなどの手を矢継ぎ早に打っている理由はまさにこのような状況が判明していたからだと思われます。

ただし、FSI(金融安定指数)は2020年の「どうするんだこれ」という状況からは免れています(底から跳ね返ってきている途中ですが)。このFSIについてはあらためてまたご紹介するようにいたします。

(吉田ハンチング@dcp)

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