韓国“カード海外使用”が「46.5億ドル」まで増加。キャッシュアウト2.5倍に拡大

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2023年08月31日、『韓国銀行』は「2023年第2四半期中、居住者のカード海外使用実績」のデータを公表しました。

この場合の居住者の定義は「内国人と国内企業、国内に6カ月以上居住した外国人、国内に進出している外国企業など」です。

これがなかなか面白い結果となっています。

2023年上半期
海外カード使用実績:46億4,600万ドル+26.9%

( )内は対前年同期比の増減
⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2023年第2四半期中、居住者のカード海外使用実績」

2020年に起こったコロナ禍によって、世界的に人の移動が制限され、韓国でも外国旅行が激減しました。そのためカード海外使用実績の金額も大きく減少。

2020年第2四半期には「18億7,400万ドル」となりました。

しかし、コロナ禍が一段落して海外への旅行者が増加した2023年第1四半期には「46億100万ドル」まで増加。これは対前年同期比で「+50.3%」で、つまり海外カード使用額は約1.5倍に増えました。

2023年第2四半期も、第1四半期から1.0%増加して「46億4,600万ドル」となっています。

コロナ禍に沈んだ「2020年第2四半期:18億7,400万ドル」と比較すれば約2.5倍です。

『韓国銀行』によると、第1四半期 ⇒ 第2四半期の微増の原因は、韓国人の外国への出国数はほとんど変化しなかったものの、オンラインショッピングによる決済が増えたため、です。

海外カード使用額が増加することは、韓国から外国へのキャッシュアウトの増加を意味しています。それだけ外国に出ていくお金が増えたのです。

韓国としては、外国人が訪韓して同じぐらい使ってくれないと収支は赤字になります。

先にご紹介したとおり、国際収支統計における旅行収支で赤字額が大きくなってきました。韓国は中国の皆さんが団体旅行で訪韓してくれることを期待しています。

さて、期待どおりうまくいくでしょうか。

(吉田ハンチング@dcp)

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