【速報】『恒大集団』が「利払い猶予期間の30日間は切れていない」と主張。でも明後日には切れる

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中国『恒大集団』のデフォルトに関する重要なポイントを示唆するリリースが出ました。

2021年10月21日、中国『恒大集団』がプレスリリースを2つ出しました。一つは『恒大物業集團有限公司』の株式売却が失敗に終わった件、もう一つはドル建て債券の利払いについてです。

各メディアで『恒大集団』はドル建て債券の利払いを行っていない、外国向けに発行した債券による借金を全部ばっくれるつもりといった観測が出ています。

後者のリリースはこれに対応したもので、猶予期間がまだ切れていないので支払っていないという主張しています。

以下がそのリリースです。


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內幕消息
更新信息及恢復買賣

インサイダー情報
情報の更新と取引の再開

本公告由中國恒大集團(「本公司」,連同其附屬公司,統稱「本集團」)依照《香港聯合交易所有限公司證券上市規則》第13.09條以及香港法例第571章《證券及期貨條例》第XIVA部刊發。

この発表は、香港証券取引所の有価証券上場規則第13.09条および香港証券先物条例(香港法第571章)第XIVA部に基づき、中国『恒大集団』(以下「当社」、その子会社と合わせて「当集団」といいます。

公募美元債券支付利息寬限期
公募米ドル建債券の利払い猶予期間について

本集團於公開市場發行的美元債券的利息到期後有30天寬限期。截至本公告日,本集團2021年9月及10月到期的公募美元債券利息的寬限期未滿。

当社グループは、公開市場で発行した米ドル建社債の利息の支払期限が到来した後、30日間の猶予期間を設けています。

本発表の時点で、2021年9月および10月に償還期限を迎える当社グループの公募米ドル建社債の利息支払猶予期間は終了していません
(後略)

⇒参照・引用元:『恒大集団』公式サイト

このリリースを出した2021年10月21日時点で、09月、10月に利払いの償還日を迎えたものでも「30日間の猶予期間」があり、その期限はまだどれも切れていない、つまりはデフォルトは発生していないという主張です。

しかし、先にご紹介したとおり、30日の猶予期間が10月23日に終わる利払いがあるはずなのです。もう明後日です。

やはり焦点はこの対外利払いがきちんと行われるかどうかです。

(吉田ハンチング@dcp)

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