イギリス『The Guardian』紙に興味深い記事が出ました。2020年12月20日、インドネシアの漁師さんが中国産と見られる水中ドローンを鹵獲(ろかく)したというのです。
この水中ドローンは中国製「Sea Wing」と見られ、6日後に警察に引き渡されたとのこと。
同紙は、インドネシアのセキュリティーアナリストMuhammad Fauzan(ムハマンド・フォーザン)さんが『ABC』に語った言葉を以下のように引いています。
(前略)
ドローンが中国の海域から遠く離れており、中国とオーストラリアの最北端の都市ダーウィンの間の重要な海上ルートで発見されたことを考えると、ドローンが将来の潜水艦ルートをマッピングしている可能性が高い
(後略)
ドローンが中国の海域から遠く離れており、中国とオーストラリアの最北端の都市ダーウィンの間の重要な海上ルートで発見されたことを考えると、ドローンが将来の潜水艦ルートをマッピングしている可能性が高い
(後略)
また、漁師さんに鹵獲されたとき、このドローンは「ライトはまだ点滅、前方センサーも機能している」という稼動状態だったのです。インドネシア海軍がこれを確保し、第2艦隊本部で調査を行なっているとのこと。
鹵獲されたのは上掲のポイントとのこと。インドネシア領海でこのような水中ドローンが発見されたのは少なくとも3回目だそうです。
中国は他国の領海内で勝手な調査を行なっていると見られます。
※写真出典は以下のTwitter
https://twitter.com/Jatosint/status/1343749243798896640
(吉田ハンチング@dcp)