韓国では政府負債が異常な速度で増えています。赤字国債を大量に発行して負債を積み上げています。国債の発行金額についてデータを見てみましょう。企画財政部の直近データによれば以下のようになります。
2018~2022年
赤字国債発行額:333兆7,000億ウォン
(約32兆352億円)⇒参照・引用元:『韓国 企画財政部』公式サイト
文在寅政権下で「333兆7,000億ウォン」の赤字国債が発行された(予定含む)のですが、その前の5年間では、
2013~2017年
赤字国債発行額:144兆8,000億ウォン
(約13兆9,008億円)
でした。文政権では赤字国債の発行額が「2.3倍」に増えたことになります。
コロナ禍があったとはいえ、支出を拡大させ続け、収入の不足分を赤字国債の発行で補ってきたのが原因です。支出拡大はもちろん文在寅大統領の成果です。文大統領が「なぜ国家負債が対GDP比で40%までと決まっているんだ」と経済官僚を難詰し、後は坂道を転がるようでした。
国会予算政策処の「2021~2030中期財政展望」によれば、次期政府が拡張財政を続けるなら、「2029年には国家債務が2,029兆5,000億ウォン」に達するとしています。
次期政権は、まず文大統領の借金増し増しの拡張財政をどうするのか、そこから始めないといけないでしょう。とにかく大変だと思われます。
(吉田ハンチング@dcp)