2021年11月11日、おなじみのデータが韓国の関税庁から出ました。「11月01日~10日の輸出入動向」です。以下をご覧ください。毎度おなじみの結果です。
2021年11月01~10日
輸出:182億5,400万ドル
(対前年同期比:29.3%増加)
輸入:212億3,800万ドル
(対前年同期比:59.0%増加)
貿易収支(輸出 – 輸入):-29億8,400万ドル2021年01月01日~11月10日累計
輸出:5,416億100万ドル
(対前年同期比:26.1%増加)
輸入:5,175億4,700万ドル
(対前年同期比:30.6%増加)
貿易収支(輸出 – 輸入):240億5,400万ドル
韓国メディアでは「輸出が29.3%増加!」と惹句が踊っていますが、「輸入」がなんと「59.0%」も増加していますので、肝心の貿易でのもうけ(貿易収支)はマイナス。
しかも、前年同期、すなわち2020年11月は、この通関ベースの数字も「7億5,700万ドル」とうすっいながらも黒字だったのに、当月は「-29億8,400万ドル」と赤字転落です。
さらに良くないのはここまでの累計です。
貿易収支の比較
2020年01月01日~11月10日:331億2,100万ドル
(約4兆445億円)
2021年01月01日~11月10日:240億5,400万ドル
(約3兆7,734億円)
上掲のとおり2021年は、貿易のもうけを示す貿易収支が「27億1,040万ドル」(約2,710億円)減っています。
――当月も毎度おなじみの結果になっていますが、これが恐らくまた1カ月で締まり、産業通商資源部が発表する段になると黒字になるのでしょう。この関税庁の発表と同じ通関ベースのデータを利用しているはずなのに不思議なことです。
(吉田ハンチング@dcp)