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韓国『LGエネルギーソリューション』上場へ。大丈夫でしょうか

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小ネタかもしれまんせんが、「来るべきものが来た」「大丈夫かなぁ」という話ですのでご紹介しておきます。

韓国『LG化学』から「二次電池に携わる事業部」を切り離して完全子会社(100%株式保有)となった『LGエネルギーソリューション』。

『LGエネルギーソリューション』は新規株式上場に向けて動いています。

2021年11月30日、韓国取引所は「有価証券市場の上場予備審査」の結果を「上場適格とした」と公表。

これでIPO(新規株式公開)に向けて市場からのGOが出ました。

もともと2020年12月に子会社化された際に、IPOをかけて資金調達を行うつもりと明らかになっていましたが、『SKイノベーション』とのアメリカ合衆国での訴訟合戦電気自動車の火事騒ぎなど、どたばたが続き、ようやく今になって上場が見えてきたわけです。

焦点はズバリ「電気自動車のリコール騒動は二度と起こらないのか」です。

先にご紹介したとおり、合衆国『GM』から多額のリコール費用を請求され、その引当金を積んだため、『LGグループ』の2021年第3四半期の業績は傾きました。

同グループでは、リコールが起こらなかったら業績は黒字だった――みたいなコメントを出していましたが、「起こらなかったら」じゃありません。実際に「起こした」のが問題なのです。

そして、IPOをかければ「この先は大丈夫なんだろうな?」と新規株主に問われることになるのです。

これまた先にご紹介したとおり、『LGエネルギーソリューション』の電池セルを搭載した『ルノーサムスン』の「SM3」が走行中(2021年08月)、充電中(2021年11月)に発火しています。

上場してスグにまたリコールなんて話になれば、株主訴訟も起こされかねません。『LGエネルギーソリューション』の二次電池の品質について、またIPOがどのような値を付けるのかについても注目していきたいところです。

(吉田ハンチング@dcp)

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