韓国史上最高の証拠金「114兆ウォン」を集めた『LGエネルギーソリューション』のIPO(新規株式上場)。
本日はその上場初日でした。結果はどうなったかといいますと……以下をご覧ください(チャートは『Investing.com』より引用:以下同)
以下は1分足で見た場合のチャートです。
初日の始値は「59万7,000ウォン」でした。
公募価格は「30万ウォン」となりましたので、ほぼ倍の初値がついたわけです。しかし、1分で「51万1,000ウォン」まで下落。
最安値は09:13の「45万ウォン」で、そこからはじわじわ戻しました。結局、初日の終値は「50万5,000ウォン」でした。
韓国メディアの中には「韓国IPOの歴史を塗り替えた銘柄にしてはみずぼらしい値動き」なんて書いている記事もありますが、IPO株に当たった皆さんは高値がつく間に売ってやろうと思ってますので、このようなプライスアクションになっても仕方ありません。
「IPO株の初日売り逃げ戦術」はとても有効なのです。
『LGエネルギーソリューション』は頑張った方だといえるのではないでしょうか。KOSPI全体がひどい下げ基調の中、果敢にIPOに挑んだのも頑張れた(買いが入った)理由だと思われます。
もっとも外国人投資家は最初の30分で約6,000億ウォンを売却しています。
もちろん、問題はここからどのように推移するかです。公募価格割れが起こらないかどうか注目してみましょう。
(吉田ハンチング@dcp)