韓国の貿易収支が減少してき危ないぞという話はもう何度もご紹介していますが、それでも好調を続けているのは「半導体」を中心とするICT(情報通信技術)関連製品の貿易です。
2022年03月14日、韓国の産業通商資源部が以下のような「韓国のICT関連輸出絶好調」というプレスリリースを出しました。
産業通商資源部のデータによれば、ICT関連製品の輸出は「188億8,000万ドル」(約2兆2,237億円)、輸入は「113億9,000万ドル」(約1兆3,415億円)で、このICT関連製品のみで見れば貿易収支は「74億9,000万ドル」(約8,822億円)の黒字。
大もうけです。
ところが、ここからが面白いのです。対象国別に輸出・輸入・貿易収支(輸出 – 輸入)を見てみると以下のようになります。
輸出 | 輸入 | 貿易収支 | |
中国 | 84.7 | 40 | 44.7 |
ベトナム | 30.9 | 10.2 | 20.7 |
米国 | 20.8 | 6.3 | 14.5 |
EU | 12.2 | 5.9 | 6.3 |
日本 | 3.3 | 9.9 | -6.6 |
上掲のとおり、対中国のICT関連貿易では44億7,000万ドル(約5,265億円)も黒字を出しており、輸出先Top5からは大もうけと思いきや……対日本では6億6,000万ドルの赤字(約-773億円)です。
これは、日本が韓国にはできないICT関連技術と製品を持っていることの証明です。
(吉田ハンチング@dcp)