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韓国に親米政権ができたからといって日本が韓国を抱擁するわけじゃない。

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韓国には大きな誤解があります。尹錫悦(ユン・ソギョル)新大統領の政権が誕生したら、アメリカ合衆国、日本が喜んで迎えてくれる――という誤解です。

朴槿恵(パク・クネ)政権下での親中傾倒、文在寅政権が行った親北・親中・反米・反日活動の数々がなかったことになると考えている節があります。

日本は「日本との約束を守らない韓国」に対してそれなりの扱いしかしなくなりました。日本の自民党の一部には韓国を再び甘やかそうという勢力がありますが、とんでもない話です。

親米に舵を取る尹錫悦(ユン・ソギョル)政権ですが、これで韓国が約束を守るようになると考えてはいけません。

現政権、新政権要人の日本批判を見てみよう

2022年04月22日、韓国の外交部が日本を非難する以下のプレスリリースを出しました。

□韓国政府は、日本政府が04月22日(金)発表した文書を通じて歴史的・地理的・国際法的に明白な韓国固有の領土である独島に対する不当な領有権主張を繰り返したことに対して強く抗議し、これを即時撤回することを促す。政府は独島に対する日本のいかなる挑発に対しても断固として対応していくことを明らかにする。

ㅇ日本政府は、独島に対する不当な主張を繰り返すことが未来志向的な日韓関係構築にいかなる助けにもならないという点を自覚しなければならない。

□併せて、2015年の日韓慰安婦合意は、被害者名誉と尊厳回復及び心の傷治癒をその核心としているが、日本政府は合意の精神に合致する歩みを見せなければならない。

終わり

⇒参照・引用元:『韓国 外交部』公式サイト「日本2022年外交庁書に対する外交部報道官のコメント」

日韓の慰安婦合意を一方的に毀損するような動きをしておいて「日本政府は合意の精神に合致する歩みを見せなければならない」という、「何様なのか」というような言説です。

現外交部の上掲コメントだけではありません。

新政権の外相になる予定の朴振(パク・ジン)さんは、岸田首相が靖国神社に「真榊」を奉納したことについて「日本が過去の歴史を直視し、謙虚な反省と謙虚な姿勢を見せなければならないだろう」などと述べています。

徐々に新政権が馬脚が露わしてきた、と見るべきでしょう。

なぜか韓国は、自身満々で日本が「大事にしてくれる」と思い込んでいます。自らの不義理は不問にして「日韓関係がよくなるよう日本が努力するだろう」という態度なのです。

つまり、放蕩息子が戻ってきたらオヤジは抱擁してくれる……と信じ込んでいるのです。

自らを相対化して見られないからこのようなメンタリティーになるのです。

オヤジが今でも怒っており、放蕩息子が帰ってきたらぶん殴ってやろうと考えている――とは思ってもみないのです。

実に不可思議なメンタリティーといえます。

バイデン政権が日和ったら岸田首相は毅然と対応できるのか

ただし、全く人気がない合衆国の現バイデン政権が、韓国の親米政権に日和って「日本が譲歩してやれ」などと言ってくることが懸念されます。

すでに韓国メディアでは、合衆国国務省のプライス報道官が「私たちは日本と韓国が歴史関連問題において治癒と和解を促進する方向で協力することを長く勧めてきた」という発言を取り上げ、合衆国が韓国側の意見を尊重しているといった体(てい)の記事を出しています。

合衆国から「日本が譲歩してやれ」と言われたときに、岸田首相が毅然と「それは違う」と言えるかどうかです。安倍首相なら言えたでしょうが、岸田さんでは……。おまけに外相が合衆国から「親中派」と目されている林芳正さんです。

ただ、岸田政権が韓国に甘い顔をしても国民が許すような状況にはありません。岸田文雄さんがまた韓国にだまされたら、それこそ来る参議院選挙で自民惨敗もあり得るでしょう。

岸田政権が韓国に対して原則を貫けるのかは注視する必要があります。

また、韓国が反動化する可能性についても注目したいところです。

親米政権樹立 ⇒ 日本が原則を守らない韓国をはねつける ⇒ せっかく親米政権になったのに日本の態度が変わらないとスネる ⇒ (自分が原則を守らないことが原因なのに)韓国が反日に反動化する

というルートです。「日本」の部分を「合衆国」に置き換えて、

親米政権樹立 ⇒ 合衆国が原則を守らない韓国をはねつける ⇒ せっかく親米政権になったのに合衆国の態度が変わらないとスネる ⇒ (自分が原則を守らないことが原因なのに)韓国が反米に反動化する

でも同じです。

韓国はとにかく自分に原因があっても他所のせいにする国ですので、日本がかつてのように韓国を甘やかす態度に軟化しない場合、スネて反動化する可能性があります。

尹錫悦(ユン・ソギョル)政権のスタートダッシュに要注目です。

(吉田ハンチング@dcp)

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