韓国のAmazonといわれる、ネット通販大手『Coupang(クーパン)』。この会社は2010年の創業以来一度も黒字になったことはありません。
2022年05月11日、『クーパン』は2022年第1四半期の業績を公開しました。連続赤字記録更新です。
また例によって「四半期レベルで史上最高の売上」と惹句が踊っています。
総売上:51億1,669万ドル
営業利益:-2億929万ドル
営業利益:-2億929万ドル
なるほど売上は前四半期を上回っています。しかし、赤字を継続していることは変わりません。ただし、赤字は対前年同期比で「29%」減少しました。
韓国メディアでは、この赤字幅が減少したことについて「収益性を上げることに注力したから」などと書いていますが、そんなことは当然でしょう。
「収益性の向上」に取り組んでいる理由は簡単で、株式も低迷しており、これ以上資金調達を行うのが難しくなっているからです。『クーパン』は今期が正念場――といわれています。
これ以上株主を失望させ続けることはできないのです。
(吉田ハンチング@dcp)