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韓国のお金じゃぶじゃぶが止まった!「M2」3年5カ月ぶりの減少「3,658兆」

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ようやく韓国のお金じゃぶじゃぶが止まったか、という話ですが……。

2022年05月12日、『韓国銀行』から03月の通貨流動性のデータが出たのですが、これが驚きの結果です。以下をご覧ください。

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2022年03月の通貨流動性」

2022年03月、拡大を続けてきたM2が「3,658兆5,206億ウォン」となり、対前月比で減少しました。M2というのは、至極簡単にいうと市中にあるお金の量を示す指標です。

2020年の03月以降、コロナ禍で落ち込んだ経済を回復させるために、韓国政府、『韓国銀行』はとにかく金融緩和を行ってお金を供給してきました。

前文在寅政権は災害支援金をまき、『韓国銀行』は金利を韓国史上最低まで下げて流動性の提供に尽力。その結果、韓国はこれまた史上最高のお金じゃぶじゃぶ状態になったのです。M2の拡大は異常な速度でした。

しかし、このお金じゃぶじゃぶ状態が韓国の皆さんを投資に走らせたのです。

借金(金利が史上最低だったので借りやすかった)をしての不動産投資、株式投資、暗号資産投機に走り、結果、資産価を膨らませると同時に家計負債を異常な速度で増やしました。

お金をまくために巨額の国債を発行しましたから、当然政府負債も異常な速度で増えました。

読者の皆さまもご存じのとおり、韓国の家計負債は対GDP比で106.1%まできています。


↑左の軸が兆ウォン、右の軸が対GDP比の%

さすがに家計負債の増加がまずいことになった――と2021年には家計への融資規制を始めます。先にご紹介したDSR規制などです。しかし、これがなかなか効きません。そうこうしているうちに、世界的にインフレが拡大。

これまでにないインフレに襲われたアメリカ合衆国が金利を上げ出します。世界は金利上昇局面に入りました。それでもお金じゃぶじゃぶは止まらなかったのですが、ここで急ブレーキがかかったのです。

直近のM2の月次の増加量の推移を見ると以下のようになります。

⇒参照・引用元:『韓国銀行』公式サイト「2022年03月の通貨流動性」

いきなりマイナスです。

M2の減少は2018年09月以来のこと。

やっとお金じゃぶじゃぶに歯止め(というか急ブレーキ)がかかったということですが、同時に大丈夫なのか、という話でもあります。

インフレ抑制にはいいのですが、経済が拡大し景気が良くなっていくにはお金の量は増えていかないといけないので。

「M2」は簡単に言えば市中にどれくらいあるのかを示す指標です。
M2=現金通貨+預金通貨+準通貨+CD(預金通貨、準通貨、CDの発行者は、国内銀行等<マネーサプライ統計のM2+CD対象預金取扱機関と一致>)

⇒参照・引用元:『日本銀行』「マネーストック統計のFAQ」
https://www.boj.or.jp/statistics/outline/exp/faqms.htm/

(吉田ハンチング@dcp)

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