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『韓国電力』絶望的に資金調達が必要!「8億ドル」ドル建て社債発行!

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韓国の電力インフラを支える『韓国電力公社』は、2022年に30兆ウォン規模の赤字を出すと予測されています。

第1四半期は以下のとおり真っ赤な結果となっています(データ出典は『DART』)。


↑Google Chromeの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。

2022年第1四半期
総売上:16兆4,640億7,000万ウォン
営業利益:-7兆7,869億2,200万ウォン
当期純利益:-5兆9,259億2,400万ウォン

『韓国金融監督院 公示システムDART』公式サイト

『韓国電力』は2021年の第1四半期だけで営業損失が「7兆7,869億ウォン」に達しています。

Money1でもご紹介したことがありますが、仮に本当に30兆ウォンもの赤字を出すと60年以上積み上げた剰余金が全て吹き飛ぶことになります。

なくなるお金は補てんしなければなりません。『韓国電力』は必死になって資金調達に励んでいます。第1四半期の段階で『韓国電力公社』はすでに9兆6,700ウォンの社債を発行しています。

が、これではまだ足りません。

そこで『韓国電力』は外債の発行に乗り出しています。外国からの資金調達です。

2022年06月08日、『韓国電力』は8億ドル規模の3・5年物のドル建て債権を発行しました。表面金利は以下のとおりです。

表面金利
3年物:3.625%
5年物:4.000%

一応公社なので後ろに政府がいることもあり、かなりの人気で、8億ドルに対して71億ドルの注文があったとのこと。まあそれはいいのですが、問題はお高めの利払いを行わなければならないということです。

さて、この『韓国電力』の自転車操業はどこまで続くのかです。赤字予想の規模に対していまだ資金調達が足りてはいません。そもそも一国(しかも先進国を自称する国です)の電力インフラをになう企業が「飛びそう」なんてことは相当に体裁がよろしくないのです。

2021年の1年間で発行した社債の金額が「10兆4,300億ウォン」ですから、第1四半期だけで昨年1年間の資金調達額に迫るのです。

(吉田ハンチング@dcp)

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