韓国は尋常ではないインフレに見舞われています。『韓国銀行』ではしばらく5.0％台後半で推移し……と分析していたのですが、予想を上回るものとなりました。
2022年07月05日、韓国統計庁が「2022年06月消費者物価指数」のデータを公表しましたが、以下をご覧ください。
2022年06月
消費者物価指数：6.0％上昇生活物価指数：7.4％上昇
生鮮食品指数：5.4％上昇
※対前年同期比の増減⇒参照・引用元：『韓国 統計庁』公式サイト「2022年6月消費者物価動向」
『韓国銀行』の予測を上回り、消費者物価指数は「6.0％」上昇に到達しました。これは約24年ぶりの高水準です。
最も体感物価に近いとされる「生活物価指数」は「7.4％の上昇」です。
以下が直近4カ月の推移です。
⇒参照・引用元：『韓国 統計庁』公式サイト「2022年6月消費者物価動向」
先月と同じく前月比で0.6％の上昇です。「03月⇒04月：+0.7％」よりはマシですが、それでも高い上昇率であることに変わりはありません。
以下が上昇率をクラフ化したものです。
⇒参照・引用元：『韓国 統計庁』公式サイト「2022年6月消費者物価動向」
ご注目いただきたいのは、「対前年同期比」での物価上昇率の急激なライン、また12カ月連続の物価上昇という現実です。ご覧のとおり、このような尋常ではないインフレはグラフに示されている期間には見当たりません。
このままいくと……でありますが、韓国の消費者物価指数はこれからも上がります。なぜなら、先行指数である生産者物価指数の上昇がまだ止まっていないからです。
韓国政府、また『韓国銀行』が「とにかくインフレを止めないと！」と表明しているのは、このような状態になっているからです。
（吉田ハンチング＠ｄｃｐ）
