この話題は韓国メディア『東亜日報』が推しています。またスクープを出しました。2023年05月に打ち上げ失敗、黄海に落ちた残骸をサルベージしたところ、偵察衛星「萬里鏡(万里鏡)-1型」のパーツとして日本のデジタルカメラが使われていた――と報じました。
↑2023年05月17日、ついに完成したという偵察衛星を視察する北の金ちゃんファミリー三代目。残念ながらこれを搭載した千里馬ロケットがうまく飛行せず、黄海に墜落。娘さんが傍らにいます。娘さんは本当にお気の毒です。『パパは独裁者』なんて悪夢でしかありません。
『東亜日報』によると、
(前略)
26日、『東亜日報』取材を総合すれば、北朝鮮の05月31日に1次発射失敗直後、軍が西海上で引き揚げた「萬里鏡-1型」には日本製の一般商用デジタルカメラが搭載されていたことが分かった。機種もほとんど廃番になった旧式モデルとのこと。
最大解像度は縦横5m前後の物体を一点(1ドット)で表示するほどだと評価されたという。
当時軍は「軍事的有用性はほとんどない」と明らかにしたことがある。
(後略)
一般商用のデジタルカメラ、しかもほとんど廃番とのことなので、ずいぶん旧式のものを入手した模様です。もし密輸したなら、同じ民生品でももっと最新製品になりそうなものですが……。何か最新型が入手できない理由があったとも考えられます。
しかし、今回の報道で金正恩さんは「今度打ち上げに成功したのは旧い物じゃなかろうな」と疑心暗鬼にとらわれそうです。「お前ら、もっとイイのを買ってこいよ! オレが恥かいちゃうだろ」と部下を怒鳴りつけるかも……。
(吉田ハンチング@dcp)