あまり体裁のいい話ではありません。それどころかナニをやっているんだ、という話です。
アメリカ合衆国財務省のジャネット・ルイーズ・イエレン(Janet Louise Yellen)長官が本日、訪韓しますが、なんとか「通貨スワップ」締結をねじこんでやろうと、韓国の議員がてぐすねを引いて待っている様子なのです。
韓国メディア『朝鮮日報』の記事から一部を以下に引用します。
(前略)
党政は17日、2次高位党政協議会の直後の記者ブリーフィングで「米韓通貨スワップについて党内の意見調整はどうか」という質問に対して、「同意見の共感が十分に得られている。通貨スワップを締結すれば為替レートの上昇について、ある程度制動装置の役割ができると考える」と明らかにした。
梁錦熙(ヤン·グムヒ)『国民の力』院内スポークスマンは、この日午後記者らと会ってこのように明らかにした。
彼は「米韓通貨スワップだけでなく日本なども積極的に検討している」と付け加えた。
与党内で米韓通貨スワップ締結については共感を得ていると、合衆国の意向を完全に無視して話しています。与党を挙げて「通貨スワップ」をなんとか締結したいという意向のようです。
「日本とも」などととんでもない話をしていますが、全く状況を理解していないご様子。
やはり、イエレンさんはG20の帰路に韓国に寄らないほうが良かったのではないでしょうか。
このように韓国では、「通貨スワップ」に対する期待が、ある意味バイデン大統領の訪韓時以上に盛り上がってしまっています。
ウォン安が「1ドル=1,300ウォン」という水準まできてしまっているのでワラにもすがる思いなのでしょうが、果たして、韓国はイエレンさんに「通貨スワップ」の話を持ち出すことができるでしょうか?
また、持ち出したとして、イエレンさんはどのような反応をするでしょうか? ご期待ください。
(吉田ハンチング@dcp)