2022年03月に行われた大統領選挙で尹錫悦(ユン・ソギョル)さんに破れた、『共に民主党』の李在明(イ・ジェミョン)議員が物議を醸しています。
うちの党の支持者は「いわゆる金持ち」
そもそも物議を醸すことばかりの人なので、今に始まったことではありませんが、今回は以下の2つです。
(他に誰かいないのかと思わずにはいられませんが)李在明(イ・ジェミョン)さんが『共に民主党』の次期党代表に立候補し、しかも最も支持を得ています。
現与党『国民の力』を批判したのはいいのですが、その内容が問題でした。
「(前略)私が理解しているところでは、高学歴、高所得者など、いわゆる金持ちという方々には、われわれ(民主党)の支持者の方が多い」
「低学歴で低所得の層に国力(国民の力)支持が多い。残念な現実だ。メディア環境のせいだ」
(後略)
と言ったのです。これは、そもそもは朴賛大(パク・チャンデ)党最高委員予備候補と行ったYouTubeライブで出た発言です。
支持者からのメッセージに回答していたのですが、『共に民主党』が庶民や中産層のための政党であるという話をしていた中で出ました。
かなり刺激的な発言ですので、支持者が「低学歴で低所得の層」だといわれた『国民の力』からは当然大きな反発が上がっていますし、また保守層からも非難されています。
しかし、このような発言をする人を党員の皆さんは本当に支持するのでしょうか。自分を「いわゆる金持ち」だと思って。
次は、Money1でも先にご紹介した「李在明(イ・ジェミョン)の疑惑」による死者がまた出た――という件です。
深まる疑惑と謎
Aさんは、李在明(イ・ジェミョン)さんの夫人であるキム・ヘギョンさんの「京畿道の法人カードを私的に流用した事件」の参考人として取り調べを受けた後に、不幸にも自死されました。
警察は夫人の私的流用について、Aさんが以下のような方法を用いて、ばれないように動いていたことをすでにつかんでいました。
②後で決済を取り消す
③京畿道の法人カードで再決済を行う
警察はこの確認のためにAさんの事情聴取を行ったものと見られ、その直後にAさんは自死したのです。
興味深いことに、Aさんは韓国軍の情報機関「機務司(キムサ)」に務めていた人物であったことが判明しました。
しかも、李在明(イ・ジェミョン)さんの「大庄洞(テジャンドン)疑惑」の舞台となった城南市の情報員でした。
2020年からは京畿道の公共機関『京畿道経済科学振興院』で非常任理事となっていたのです。
読者の皆さまもご存知のとおり、李在明(イ・ジェミョン)さんは城南市の市長、京畿道の知事を務めた人です。
時間線は完全に符号します。
もうひとり、キーマンがいます。ペさんという女性です。
もともと京畿道総務、特別職5級の秘書官だったのですが、キム・ヘギョンさんのカード流用に関与していたと目されています。李在明(イ・ジェミョン)さんの夫人の私設秘書のようなことも行っていました。しかも、なぜか京畿道からお金が出ていたのです。
このペさんの財産を調査してみると、
(本人および母親名義)
・ソウル市内の2つのマンション物件
(本人名義)
を保有していることが分かりました。これら不動産の価値は約50億ウォンに上ると目されています。ペさんはこのような大金をどうやって用意したのでしょうか。
しかも、Aさんが亡くなっていたのは、このペさんが保有するヴィラでなのです。
Aさんとペさんは特殊な関係にあったのではないか、という推測もされています。
というわけで、李在明(イ・ジェミョン)さんの疑惑に関しては屍累々で(Aさんは四人目の死者)、このままミステリー映画が1本できそうな勢いです。
いささか古いですが、「巨悪は眠らせない」という言葉があります。警察、および検察はどこまで李在明(イ・ジェミョン)議員の疑惑を解明できるでしょうか。
(吉田ハンチング@dcp)