2022年10月11日、韓国ではしばしば死神といわれる『IMF』(International Monetary Fundの略:国際通貨基金)が「WORLD ECONOMIC OUTLOOK REPORT OCTOBER 2022」を公開しました。
来年に向けて世界的に経済の先行きが暗くなってきた――というリポート※なのですが、韓国もその例に漏れず、経済成長率の見通しを下げられております。
↑赤いアンダーラインを引いたのが韓国。経済成長率の見通しは「2022年:2.6%」「2023年:2.0%」とした。⇒参照・引用元:『IMF』公式サイト「WORLD ECONOMIC OUTLOOK REPORT OCTOBER 2022」
07月時点での予測では「2022年:2.3%」だったので、2022年については「0.3%」上がりました。
ところが、2023年については「2.1%」から「2.0%」に下げました。
注目は、消費者物価上昇率です。2022年「5.5%」、2023年「3.8%」と予想しています。
『韓国銀行』は2022年08月に「2022年:5.2%」「2023年:3.7%」と予測していたので、『IMF』は『韓国銀行』予測の上を行くだろうと読んでいるわけです。
ただ、韓国はそれで済んだら御の字。
誠にうんざりする話ですが、『IMF』は世界経済の世界経済の平均物価上昇率は「2022年:8.8%」、「2023年:6.5%」と予想しています。
望ましいインフレ率が「2%」ぐらいだとすれば、韓国にしてもオーバーシュートです。つまり、基準金利を上げないといけない環境が続くわけです。
金利が上がる局面の方が危ないですから、韓国の複合危機は継続されるのではないでしょうか。
※『IMF』は世界経済について2022年の経済成長率の見通しを07月時点と同様に3.2%に維持しました。しかし、2023年の見通しを2.9%から2.7%に下げています。
(吉田ハンチング@dcp)