非常に興味深いニュースが出ています。
トルコメディア『HABER TURK』の記事ですが、以下のように「Güney Kore’den swap ile 780 milyon dolar geldi」(韓国からスワップで7億8,000万ドル)というタイトルです。
↑Googleの自動翻訳なので日本語がヘンなところがありますがご寛恕ください。/記事のスクリーンショットロイター通信によると、韓国は先週、スワップ協定の一環として7億8,000万ドルをトルコに送金した。2人の銀行家を基にしたニュースによると、この送金は2021年に締結された20億ドルのスワップ契約の範囲内で行われたとのことです。
銀行家によると、韓国からトルコに送金されたお金は、これまでに10億ドル近くに上るという。
『トルコ共和国中央銀行』(CBRT)は、この送金についてコメントを出していない。
CBRTのスワップ契約はすべて現地通貨建てで行われている。韓国とトルコのスワップ協定は、2021年08月に締結されました。
CBRTは、中国と60億ドル、カタールと150億ドル、アラブ首長国連邦と約50億ドル、韓国と20億ドルのスワップ協定を結んでおり、合計で280億ドルとなっています。
CBRTはこの件に関してコメントを控えています。
スワップ協定に加え、CBRTは最近、準備通貨預金口座の増設を進めている。レジェップ・タイップ・エルドアン大統領はまた、資産増加の際に「友好国が支援している」と述べた。
(後略)⇒参照・引用元:『HABER TURK』「Güney Kore’den swap ile 780 milyon dolar geldi」
同記事は、2022年10月06日に出た『Reuters(ロイター)』の記事を基にしています(以下)。
[アンカラ 6日 ロイター] – 韓国は先週、トルコ中央銀行に7億8,000万ドル相当の送金を行った。これは、2021年に調印されたスワップ協定に基づいて合意された20億ドルの一部である、と銀行家2人がロイターに語った。
中央銀行の貸借対照表と準備金データに基づく計算を引用して、銀行関係者は、取引に基づいて韓国からトルコに送金された総額は現在、ほぼ10億ドルの価値があると述べた。
⇒参照・引用元:『Reuters』「South Korea transfers $780 mln to Turkish cenbank in swap deal -bankers」
詳細は不明ながら、この報道が正しければ、『韓国銀行』は『トルコ中央銀行』に対して、7億8,000万ドル相当のウォンを送金したことになります。
気になるのはウォンを送金されてもドルに換えないといけないので、『トルコ中央銀行』はその後どうしたのか?です。
仮にドルで送ったのだとしたら『韓国銀行』には痛い送金になったのではないでしょうか。ただでさえ、外貨準備高が減少していますので。
ともあれ、トルコメディア『HABER TURK』が「『トルコ共和国中央銀行』は本件についてコメントを出していない」としているのと同様、『韓国銀行』も本件についてプレスリリースを出していません。
事実が気になるところです。
(吉田ハンチング@dcp)